漆喰外壁の汚れ対策と掃除のポイント

公開日:2025/04/02 最終更新日:2025/04/10
漆喰

漆喰外壁は、おしゃれで人気の高い外壁仕上げ方法ですが、経年による汚れに悩む方も多いのではないでしょうか。この記事では、漆喰外壁に汚れがつく原因や、漆喰外壁のメリットとデメリットについてくわしく解説します。また、漆喰外壁の美しさを保つためのポイントや対策も紹介しますので、参考にしてみてください。

漆喰の外壁に汚れがつく原因

漆喰の外壁は、昔から多くの建造物に使われています。しかし、環境によって汚れが発生しやすく、カビやコケが発生しやすくなります。漆喰の外壁に汚れがつく原因は、おもに3つあるといわれていますが、どのような環境にあると汚れやすいのでしょうか。ここでくわしくご紹介します。

排気ガスやホコリが多い

車の通りが多い場所や、工場が密集している環境では、排気ガスや大気中に浮遊している微粒子により汚れがつきます。漆喰の外壁には、多数の小さな穴があるため、ホコリが吸着しやすく汚れが蓄積されてしまいます

近くに海や川がある

近くに海や川があり湿気が多い環境の場合、外壁に汚れがつきやすくなります。大気中に含まれている水分が外壁に吸収し、時間が経つとカビが発生します。また、海沿いに住宅がある場合、潮風や海水に含まれる塩分が外壁に付着することが、汚れの原因として考えられるでしょう。

門そでは地面からの湿気の影響を受けやすい

門そでは、住宅のように基礎コンクリート部分と木造の部分が離れていません。そのため地面からの湿気が上がりやすくなり、汚れがついてしまいます。

漆喰の外壁のメリット・デメリット

漆喰の外壁のメリットとデメリットを紹介します。

漆喰の外壁のメリット

漆喰の外壁は、調湿性能に優れているので、カビの発生を抑えられることが最大のメリットです。湿度の高い梅雨の時期には湿気を吸い取り、湿度の低い冬の時期には湿気を放出してくれるので、調湿効果に優れています。

また漆喰外壁は、適切なメンテナンスを行うと、ほかの外壁材よりも長く使えるでしょう。漆喰外壁は耐久性に優れており、二酸化炭素を吸収すると硬くなる性質なので、年月が進むほど耐久性が高まります。

さらに、漆喰は防火性が高い点も大きなメリットです。周囲で火災が発生しても延焼するリスクが軽減するので、大切なマイホームを守ってくれます。もし壁が燃えてしまっても、漆喰は自然由来なため有害物質が発生する可能性が低いでしょう。

漆喰の外壁のデメリット

漆喰の外壁は、汚れが目立ちやすく、ひび割れやキズがつきやすいことがデメリットです。ひび割れやキズが発生している場合、隙間から水が浸入し、建物内部に伝わってしまう可能性があります。

漆喰は石炭で作られているので、硬い物がぶつかったり地震によってひび割れたりなど、キズがつきやすいので注意が必要です。外壁がつねに湿気の高い状態であると、内部の構造体や断熱材にも影響する恐れもあります。

また漆喰塗りに精通した業者は少なく、漆喰の仕上がりは職人によって大きく差が出ます。そのため技術力が高い熟練の職人を探さなくてはいけません。

漆喰外壁の美しさを保つためのポイント・対策

漆喰外壁は、普段のお手入れやメンテナンスが重要になります。漆喰外壁の美しさを保つためのポイントや対策を紹介します。

ホコリや汚れを落とす

ホコリや汚れが気になる場合は、ブラシやスポンジを使って汚れを落とします。ブラシやスポンジで落ちない汚れは、サンドペーパーを使用しましょう。ただし、サンドペーパーを使用する際は、強く擦り過ぎないように注意しなくてはいけません。

手が届かない場所や落ちにくい汚れには、高圧洗浄をするとよいでしょう。洗浄剤やサンドペーパーを使用するのは効果的ですが、外壁が劣化してしまう恐れがあります。心配な方は、外壁洗浄業者へ洗浄を依頼するのがおすすめです。

コーティング

撥水コーティング剤でコーティングすると、汚れから守れます。撥水効果で雨水の侵入を防げるので、水垢やカビの発生を防止できます。

一般的な塗料では、漆喰の特性を妨げてしまうため、漆喰壁用の撥水コーティング剤を使用することが重要です。また防カビ効果のあるコーティング剤を使用するのもおすすめです。

ひさしを付ける

玄関や窓にひさしをつけることで、汚れを防げます。ひさしは、後から取り付けることも可能です。

定期的なメンテナンス

漆喰外壁は経年劣化するため、定期的なメンテナンスが必要です。細かいひび割れは、塗り直しをします。同じ漆喰を重ね塗りするので、新築時と同じ状態に戻ります。

漆喰が剥がれている場合や、大きなひび割れがある場合には、漆喰を剥がしてから塗り直すことになるでしょう。一度漆喰を剥がす作業は時間と費用がかかるため、塗り直しや補修をしてきれいな状態を保たせることが、長持ちさせるためのポイントです。

まとめ

漆喰外壁の汚れ対策と掃除のポイントを紹介しました。漆喰外壁は、排気ガスが多い環境や、湿気の多い地域では汚れがつきやすくなります。そのため、日々のお手入れが欠かせません。漆喰の外壁の美しさを保つためには、定期的なメンテナンスも大切です。細かいひび割れの状態で重ね塗りをすれば、きれいな状態を長持ちさせられます。またスポンジやサンドペーパーでの洗浄や高圧洗浄も効果的ですが、外壁が劣化してしまう恐れがあります。そのため心配な方は、外壁洗浄業者に洗浄を依頼し、傷つけずに清掃してもらいましょう。

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